言葉が溢れては流れていく世の中で、誰もが自分の言葉を忘れてしまったかもしれない。

何もない砂漠のような世界を彷徨っていると、大きな水たまりが現れた。

のぞき込んでみると、水面に自分が映っている。水の中から小さな水泡と一緒にぷくぷくと音が聞こえる。耳を澄ませていると、、ぶくぶく。青い水の中へと沈んでいく。

その底には、小さなカフェがあった。
自分と似ている誰かが言う。
「ここは、本の中ーあなたの物語の中、”ことばを食べるカフェみずうみ”。たくさんの記憶が降りつもった湖の底には、言葉の形をした化石が眠っています。何か話をすると、忘れていた自分の言葉を思い出せるかもしれません。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ことばを食べるカフェみずうみ」は、〈言葉〉ひとつひとつをじっくりと味わうためのお菓子ーさまざまな漢字の形をした「ことばを食べるかんじクッキー」を提供するカフェであり、私たちの生活と共にめんめんと続く、体験型のアート作品です。
また「一冊の本」として、訪れる人人とお話ししながら(現実と夢のはざまで)日々ページを綴っています。

言葉が溢れては流れていくこの世の中…自分自身と対話し、ひとつひとつの言葉をじっくりと味わうことで、忘れていた自分の時間と五感と言葉を思い出す……観光の聖地・京都祇園の地下で、自分自身を巡る観光をお楽しみください。

本の中で言葉を食べるカフェ
あなたが映る野生のメディア「みずうみ」
〜ここには、あなたのための言葉が眠っています〜

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

インタビューにて、もう少し掘り下げてお話させていただきました。
https://rakukatsu.jp/cafe-mizumi20230521/

 

 

 

p.s.
本の地層が世界がひっくり返ると、たくさんの言葉が空を舞って、空(から)の言葉に風が通って歌になるーそうしてみんな言葉を忘れて、また自分と似た人たちと話しながら、記憶の地層を積み重ねていく。
でも何度も同じことばを見つけても、「声」が言葉に新しい命を吹き込む。