私の言葉、それぞれの湖
なんだか最終回みたいなタイトルになってしまいましたが、、まだ続いています。
先日、即興表現のWSで出会ったダンサーの白井真優さんとみずうみにてお話しました。
白井さんは詩(言葉)から空間をイメージして体を動かすダンスを試みているとのこと。
言葉から空間をイメージする、空間と言葉の関係性を考える、どの詩にも空間がある、、
そんな話をしているうちに、言葉が本という空間を作っているということにも気がつきました。
白井さんがひとつの詩からこんな空間をイメージして体を動かすという例を教えてくれて、
それをなぞっているうちに、私も言葉ひとつひとつに興味が湧いてきました。
じっくりと声に出して言葉を自分のものにする、言葉そのものになる、そうすることで自分の言葉を取り戻せる気がしました。
情報化社会の中で私たちを沢山の言葉がすり抜けていき、自分の言葉を失っていくのがやるせない。
ダンスの先生でもある白井さんは、生徒さんたちを見ているとどんな人でも隠れた所に自分を持っていて、それは他と比べる必要もないそのままで美しいものだと。それを引き出すには自分で感じることが大事、言葉の咀嚼とも白井さんは言ったが、このような試みの中でひとりひとりがひとつひとつの言葉をじっくり味わい、自分の言葉を自分自身を取り戻せたらいいなと思いました。
そういえばかんじクッキーもそのような意図で作ったのでした。
そんな訳でこれからダンサー白井さんと詩をじっくり味わい空間をイメージして体を動かす時間を作っていこうということになりました。
それぞれ詩を持ち寄り何度か朗読してみて言葉から空間をイメージして動いてみる。
手始めに良い詩はないかと白井さんの持って来ていた茨木のり子さんの詩集をパラパラめくっていると
「みずうみ」という詩が開いた。それはこれまでの私たちの話を聴いていたかのような詩ー