どこかへ移動するカフェみずうみ

このところ暮らしながらカフェみずうみができるような場所を探していて、先日は琵琶湖を臨む大津の空き家を紹介してもらいました。そこはカフェにするには難しそうだったのですが、山から湖から美味しい空気が常に流れていてリゾート感満々なのに京都駅から2駅、自然と文化を贅沢に味わえる土地もあるんだということに気がつきました。

また同時に偶然Amazonで「イルマーレ」という湖畔に建てられた家を巡るSF映画を観る機会もあり、(やはり)いつかは湖のほとりでカフェみずうみをしてみたい…という思いが強くなってきました。

そこで思い出したのは、実在するという半水没のレストランや、天才バカボンのウナギ犬の家(ウナギ犬はウナギと犬の相の子なので両生類的な暮らしができる)、そしてムーミン一家の大洪水…

近ごろは激しい雨の日もありますね。
大雨の中みずうみにいると「ノアの方舟に乗ってるみたい」と言った人がいました。
小さな空間で終わらない雨音に包まれていると、どこかへ向かって進んでいるような錯覚と終末感(合わせて不思議な安堵感)に陥ります。目覚めたらどこか知らない場所に流れ着いているのでしょうか…?

「場所」のあり方が大きく揺らいでいる今、現実と非現実のはざまで「みずうみ」も揺らいでいます。