6/1〜6/16 村田のぞみ/リー・ハオ「風景を越えて」展
〜カフェみずうみ併設ギャラリーでの展示です〜
monade contemporary|単子現代
2024年6月1日(土)~16日(日)|木・金・土・日 14~19時
〒605-0829京都市東山区月見町10-2 八坂ビル地下1階 奥左入ル 2号室
+ことばを食べるカフェ みずうみ *併設のカフェもお楽しみいただけます。
https://monadecontemporary.art-phil.com/?p=570
・2024年6月1日(土) オープニング・レセプション 19~21時
・2024年6月9日(日) トークイベント:アートの歴史性と場所性を考える 16~17時
※ワンドリンクオーダー
ゲスト:村田のぞみ(アーティスト)、吉田隆之(大阪公立大学)、リー・ハオ(アーティスト *リモート参加)
村田のぞみ氏、リー・ハオ氏の作品をきっかけとして、今日のアートの歴史性と場所性について考えます。
〈展覧会情報〉
monade contemporary | 単子現代では、村田のぞみ、リー・ハオ(Lê Hào)による「風景を越えて | Beyond the Landscape」を開催します。
風景は記録や絵画、写真の古典的なモチーフとして見られ、愛されると同時に、歴史や記憶を思い起こさせるメディウムとなってきました。本展では、村田のぞみによるインスタレーション作品とリー・ハオによる絵画作品とともに、場所における人と風景とのかかわりにアプローチします。
村田のぞみは、場所の物語を紡ぐようなインスタレーションなどを制作するとともに、インタビューや対話から史実には残らなかった個人や土地の風景を立ち上げようとしてきました。今回は高見島や福町での自身の活動を振り返りながら、海と舟のある風景を日常の器のなかで再解釈しようと試みます。
リー・ハオはまた、ベトナムの歴史や社会情勢と家族や個人のかかわりに目を向けてパフォーマンスや絵画などを展開してきました。紹介作ではベトナム戦争後のボートピープルの記録写真を再構成し、視覚障害者の用いる点字を重ね合わせた抽象表現により、人々と史実の距離を捉え直そうとしています。
人が場所において風景を表現し、鑑賞するとき、何が現われ、失われ、見出され、どのように感じられることになるのでしょうか。日常風景の手触りを前に、更新される歴史の予感にご参加ください。
〈アーティスト〉
村田のぞみ https://www.muratanozomi.com/
1994年奈良市生まれ。美術作家。博士(芸術)。細いステンレス線を用いた空間にドローイングするようなインスタレーションを中心に、タブローや写真技法など多様な手法を扱いながら、場所の物語を紡ぐような作品を制作している。近年では、インタビューや対話から史実には残らなかった、個人や土地の風景を立ち上げる試みを実践している。
リー・ハオ(Lê Hào) https://www.facebook.com/lequyanhhao
1980年ベトナム、ベンチェ省生まれ。ホーチミン市美術大学(学士)卒業後、ベトナム・サイゴン在住。近年の展覧会に、京都での個展「dim」(2023年)、福島でのグループ展「reflection -distant view from seawall」(2020年)などがある。